1.介護の資格制度について

介護に関する資格には、さまざまなものがあります。それらのうち、公的機関が規定しているものには以下のようなものがあります。

これまでホームヘルパー(訪問介護員養成研修)と呼ばれていた資格は、平成25年度より初任者研修や実務者研修に改められました。

この中でも、特に求められるものが国家資格としての介護福祉士ということになります。介護福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」に規定されている国家資格となります。現在(平成29年11月末)では150万人近くいます。

介護職員としての活躍を目指すのであれば、必須の資格といえるでしょう。

資格の表

2.介護福祉士の必要性

保有資格の状況

介護の仕事は、資格がなくてもできます(訪問介護員は除く)。現在も5.9%の方が無資格で働いています。

しかし、高齢化の進展に伴って、介護の利用者は多様になってきており、介護職員にもより高い専門性が求められることから、たとえ無資格で働き始めても、働き続けるなかで学習をしていかなければ、多様な利用者に対応できなくなってきます

また、調査結果を見てみると、初任者研修(旧・ホームヘルパー2級)の取得者の割合が、44.6%と相対的に高くなっています。介護福祉士は37.5%となっております。

この割合を見てみると、「44.6%と半数近くが初任者研修(旧・ホームヘルパー2級)なのだから、それで十分なんじゃないか」と思ってしまいがちですが、そうではありません。この調査の初任者研修(旧・ホームヘルパー2級)の取得者のなかには、まだ実務経験が少なくて、介護福祉士の受験資格(実務経験3年以上)を満たしていない人も含まれているのです。

どういうことかというと、介護の業界のなかにおいては、実務経験が3年以上あるのなら、介護福祉士をもっていて当然であるということが定着してきているということです。3年以上の実務経験がありながら、介護福祉士を取得していないようであれば、キャリアアップは見込めないということが言えます。

さらに、介護事業所としても介護福祉士を採用したい事情があります。介護事業所の多くは介護保険報酬で運営をしています。その際、介護福祉士の割合が高い事業所は、受け取る介護保険報酬に加算がつく仕組みになっています。したがって加算を受けとるためには、介護福祉士を事業所内で育成していくか、外部から採用していかなければなりません。当然、事業所としては加算をとりたいですから、介護福祉士をもっていると、転職にも有利に働くということです。

3.介護福祉士になるには

さまざま取得方法がありますが、2つに大別できます。

①養成施設ルート

養成施設ルートとは、厚生労働省の認可を受けた専門学校や大学を卒業するという方法です。2~4年間、学生として学校に通う必要があります。卒業と同時に資格を取得することができますので、国家試験を受験する必要はありません(今後は国家試験が必須となる予定ですが、現在は経過措置期間中です)。ただし、働きながら通うには無理があります。

②実務経験ルート

実務経験ルートとは、実務経験を経て、国家試験の合格をもって介護福祉士を取得できるという方法です。

国家試験の受験資格は、平成27年度までは実務経験3年のみでしたが、平成28年度からはそれに加えて、実務者研修を受講する必要があります。実務者研修については、「実務経験3年を経過していないと受講できないじゃないですか?」という質問をよく耳にしますが、そんなことはありません。未経験からでも受講できます。むしろ、3年目は国家試験の受験勉強もしなければなりませんから、早めに受講しておいた方がよいでしょう。

資格取得ルート

4.受験する前に必要なこと

ご存知のように、受験をするには受験の申し込みを済ませておかないといけません。

毎年のように、受験申込期間が終了したころに当校(湘南国際アカデミー)にも「国家試験を受験したいのですが、どうすればよいでしょうか?」とお問い合わせをする方がいらっしゃいます。意外かもしれませんが数人程度ではなく数十人単位です。もちろんこの方達は残念ながら次年度の国家試験を受けることになります。

念のため、おおよその流れを説明させていただきます。前項でもご説明しましたがもう少し具体的に…。

ここでは、実務経験ルートの受験までの流れをお伝えいたします。前項でもお伝えしましたように養成ルートに関しては今のところ国家試験が必要ではないので。

まず受験をするためには、公益財団法人社会福祉振興・試験センターで定められた様式の申込書並びに提出資料を受験申込期間内に取り寄せて、申し込み締め切り日までに決められた方法で提出しないといけません。

また、前提として実務経験3年の要件(従業期間1095日かつ従事日数540日を満たす方)を満たしているとしてご説明いたします。尚、平成29年度(国家試験は平成30年1月)に実施される国家試験を受験を希望される方は、平成29年12月末日までに実務者研修を修了することを前提にしております。

受験までの流れ

また、正確な情報を得るためにも、「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」の情報をを必ずチェックしてください。

ちょっとした落とし穴にご用心!?

特に気を付けなくてはいけないのが、実務者研修を修了するには6か月間の在籍期間が必要です。また、現状のルールですと平成30年1月の介護福祉士国家試験を受験するためには、平成29年12月末日までに実務者研修を修了しなくては受験要件を満たしません(上の図参照)。つまり、逆算すると平成30年1月の介護福祉士国家試験を受験するためには、平成29年7月1日開講までの実務者研修コースを開始しないと平成29年12月末日までに実務者研修を修了することができなくなり、国家試験も受験できません。

 

今後、介護福祉士国家試験の受験制度が変更されることもございますので、入念に情報を集めていくことをお勧めします。

当サイトにおいても、なるべくタイムリーに情報を更新できるようにしてまいります。

皆さんの受験活動がスムーズに進められて計画的に受験に取り組めるよう今後も有益な情報を集めてまいります。

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